クリエイティブツールについて

創作Tips

そろそろクリエイターの祭典、AdobeMAXが近づいていますね。
私は去年のAdobeMAXでPhotoshopの機能にニューラルフィルターが発表された時の衝撃がいまだに忘れられません。

改めましてこんにちは。
デジタル職人株式会社 人事の小林です。
今回からは創作Tipsとして、クリエイターの方やクリエイター志望の方にちょっとだけでもお役にたてるかもしれない内容をお届けします。
(不定期でやっていきます。)

Q:どんなツールを使ってますか?

突然ですが、
この記事をご覧いただいているであろうクリエイターさん、
または弊社にご興味がおありの方、
現在どんなクリエイティブツールを使っていますか?

イラストでしたらMediBangPaint、SAI、
アイビスペイントやGIMPをお使いの方もいらっしゃるかも…?
動画でしたらFimora、FinalCutPro、
一部ジャンルではYMM4という方もいらっしゃるかもしれません。

上記は一例ですが、
クリエイティブツールという括りだけに注目しても、
たくさんの種類と選択肢が存在します。

中でも、選択肢として上がるものの多くは、
Adobe(アドビ)社のクリエイティブツールです。

ツール選定を進める中でよく出てくる疑問が…
「え?Adobeじゃないとダメですか?」
といった素朴かつ純粋で奥の深~い疑問です。

 

Adobe(アドビ)社のソフトとは?

Adobe(アドビ)が何かわからなくても、
以下の名前は聞いたことが多いのではないでしょうか。

・フォトショップ
・イラストレーター
・アクロバットリーダー
・フラッシュプレイヤー

これらは全てAdobe社(アドビシステムズ)の製品名です。

アクロバットリーダーは、
文書ファイルである「PDF」の閲覧が可能。
ちなみに、PDFというファイル規格を作ったのもAdobe社さんです。

フラッシュプレイヤーは、
かつて存在したファイル形式「Flash」の表示を行う機能で、
Flash形式の画像やアニメーションを表示するために
使用されておりましたが、2020年をもってサポート終了。

無料配布かつブラウザソフトに最初から組み込まれていたりと、
実はこの記事を見ているほとんどの方が
間接的に触ったことがある機能です。

そのような世界的なソフトウェアの開発会社であるAdobe社は、
グラフィック分野に精通しており、
上記のIllustratorやPhotoshopといったソフトを
長年クリエイターに供給しています。

なので、文字のまんまの表現ではありますが、
Adobe系のソフト=Adobe社製品ということになります。

 

Adobe系ソフトが触れると何がいい?

ここまでの経緯を踏まえたうえで、
恐らく以下のような疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。
「すごいのはわかるけど、Adobeのソフトが触れたらどうなるのか」と。

語弊があるかもしれませんが、ざっくりと説明すると、
Adobe社製品=現在もプロの現場で使用されているソフト
という状況のため、プロの仕事をする上では、
前提としてAdobe社の製品が触れることがとても大事になっています。

例えば、
街で見かけるキレイなチラシはIllustratorで出来ています。
美しい写真や、本物と気付かない合成はPhotoshopから、
何気なく見ているウェブサイトはAdobeXDというソフトからデザインされ、
映画館で観た映画はPremiereProで編集され、
好きなアーティストのMVはAfterEffectsで世界観を演出しています。

上記は本当にざっくりとした実例ですが、
Adobe社のソフトは様々なプロの現場で活躍し続けてきたソフトなのです。
※用途は本当に様々で、上記に限ったものではありません。

つまり、プロとして仕事をするには、
Adobeのソフトウェアを使いこなせることが求められてくるため、
同じものが使える方がお仕事としては良いことが多いです。
仕事上のやり取りにおいて標準言語として使われているものもあります。

少なくとも、幅広くいろいろな所で使われているツールなので、
Adobe社製品を使った制作能力や制作経験自体が
デメリットになることはないのではと思います。

 

使えることで生まれるもう一つの利点

もう一つ利点があるとすれば、
クリエイターが持つ技量の概要が把握しやすいという点もあります。

制作というものの側面として、
個々のスキルの可視化が難しい特徴が挙げられます。
出来ると聞いたが実際にさせてみるとまったく出来ない…といった事です。

そういった際に、
「Photoshopどうやって使ってた?」などと聞く事で、
今まではまったく違う用途に使用していて、
実質未経験であることがわかったりします。

足りない技術は同じソフトを通じてレクチャーして育成…
という流れも取りやすいため、
幅広く愛用されている側面もあるのだと感じています。

個人的には、色々な理由もあるかと思いますが、
クリエイターの方であれば自分の得意分野に関して
対応しているAdobe社製ソフトウェアは触れた方が良いと思います。

 

Adobe以外のソフトも広く使われている

ここまで来てややこしい書き方ですが、
現場で使用されるものはAdobe社ソフトが全てではありません。

確かに求められる割合で言えば、
全制作職種の中でも比較的多く求められるのが
Adobe社製品に関するものです。

前段でご説明した通り、
Adobe社製品は既に使用している人口が多いので
機能や用語なども業界標準となっている側面があり、
制作上のやり取りにおいてスムーズに進行することも考えられます。

しかし、機能や用途・目的によって使い分ける必要があり、
Adobe社製品ではカバーしづらい領域があるのも
皆さんに知っていただきたい事の一つです。

弊社の例で言えば、コミック制作の現場における
ClipStudioPaint(クリップスタジオペイント)などが挙げられます。
こちらのソフトウェアはマンガ制作やイラスト制作に特化しており、
弊社も実務で多く使用させていただいております。

しかしながら、ClipStudioPaintの領域だけでは難しいものもあり、
Photoshopを使用する場面もあります。
またその逆も然りです。

そして、実際に弊社に入社されている社員が、
全員最初からどちらも使えているかといえばそういうわけではありません。

Photoshopにおいても未経験からスタートした社員がおりますし、
他にも実務を通じ、スキルを身に着けて活躍している社員はいます。

ただツールを使えるのがクリエイターなのではなく、
制作ができる人がクリエイターなのです。
ツールというものはあくまで制作手法や道具に過ぎません。

 

結論:ツールを選ぶときに大事なこと

確かにAdobe製品で制作活動ができるということは、
お持ちのスキルなどを客観的に伝えやすいという側面があります。

しかしながら、大事なのはツールがどれかよりも、
技術やセンスがしっかりと表現できているかが大事かと思います。

そして制作の基礎となるセンスや技術があれば、
ソフトの習得はさほど大きな問題ではありません。

クリエイターとしての成長は、
ツール云々よりもご自身のスキルに掛かっています。

Adobeも大事ですが、他のソフトウェアももちろん大事です。
いま現場で使用されているツールは何なのか、
どういった作品やスキルが好まれているのか。

ご自身が関わりたいと思う制作活動分野に一度、
広い視野で目を向けてみるといいかもしれません。

使用するソフトウェアにとらわれすぎないことが、
ソフトウェア選びのコツとも言えます。

 

おわりに

今回雑記の様になってしまいましたが、
Adobe社製品はクリエイティブ業界で広く深く使われているツールです。

もし、明確に制作するものが定まっていない場合は、
まずはAdobe社製品を使って制作活動をしていただくと、
後々お仕事をするという点ではいい影響を生むのではと思います。

また、進みたい分野で使われているソフトが分かったら、
ひとまずそのソフトについて見識を深めながら制作を行ってみましょう。
ツールを選ぶことより、作品を作ることが大事です。

ちなみに弊社ではClipStudioPaintとAdobePhotoshopを使うことが多いです。
部署によってはPremiereProやAfterEffectsなども使用します。

もし求人応募をされる際は、各職種の必須条件をご覧ください。
必要なソフトウェアについては必須条件として記載しています。

ここまで本記事をお読みいただき誠にありがとうございました。
次の記事もお読みいただけますと幸いです。

執筆担当/小林

 

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